ごあいさつ / 長岡商工会議所会頭 田村 巖
私ども長岡商工会議所は日本商工会議所とともに、大型小売商業者の無秩序な乱開発によって、地方経済の衰退と都市やまちの歴史・文化をも崩壊させてしまった「まちづくり」の大きな反省から、環境・経済の持続可能なまちづくり、コンパクトシティを標榜し、まちづくり三法の改正に向けて、要望活動を展開してまいりました。
ご存じのように、中心市街地問題は、商業サービス産業の育成を超えた、地方の社会問題となり、公共事業のあり方を含めた地域の活性化に向けた課題は、長岡市のみならず、全国の地方都市の「最重要課題」となっております。
長岡市の市民一体となった地域づくりの取り組みは、市民、産業界の総意であり、活力に満ちた「都市の心臓部」として、長岡市の歴史的背景と文化を創造する都市の空間構造と機能の拡充、市役所の移転等を含めたコンパクトでにぎわいあふれるまちづくりに向けた方向性に、全国から大きく注目されています。
しかし、20世紀〜21世紀への移行期における現在、国民、市民の価値観は多様性の中にあり、時代は地球規模での変化は留まることなく、進化し続けております。
そのような、社会環境の変化からも、人口減少社会を見据え、新潟県の中核都市として、さらに新長岡市の「心臓部」として、中心市街地再生計画スタートの年、実行の年にしたいと考えております。
幸い、長岡市では全国に先駆けて、中心市街地の構造改革をすすめることを決定し、多様性の時代に応える「新しい長岡の顔づくり」に挑戦してゆくことになっております。さらに、今回改正の中心市街地活性化法にもとづく「基本計画」の策定作業も着々と進められておると聞いております。
本協議会は、所期の目的であります「長岡市中心市街地活性化基本計画」を内閣府に申請・認定を受けることを目指しますとともに、民間活力の醸成をはかりながら、新時代に向けた中心市街地活性化の総合的な調整、推進をはかる組織であります。
本会の運営にあたりましては、長岡市の強力な支援のもと、長岡市、並びにまちなか考房、長岡市商店街連合会様との確固たる連携のもとに、多様なステークホルダーの皆様の自主的な英知と参画・行動を結集し、市民の創造力と活力が生れ、魅力的な長岡市の中心市街地を実現するように、邁進いたしたいと考えております。
重ねて、皆様方のご参画とご協力をお願い申し上げます。
ご挨拶 / 特定非営利活動法人まちなか考房代表理事 小川峰夫
中心市街地の活性化は、長岡に限らず、全国の地方都市において共通の課題であり、早急に取り組むべき大きな問題だと考えております。 私共「まちなか考房」は、5 年前、ながおかタウンマネージメント企画運営会議として設立し、長岡のまちづくりの大きな課題である中心市街地問題について、民間の立場で、思いつくことを、出来ることを!と取り組んで参りました。
まちづくりの視点での中心市街地活性化に向けた取組は、公共的意味合いが非常に強く、行政との協働は不可欠であり、官民協同を大きなコンセプトとして積極的に様々な事業を展開し、全国的にも珍しい形態での取組を実践してきたと自負しております。
中心市街地の活性化は、まさに、長岡のまちづくりであると考えています。かつて、私たちが子どもの頃、旧長岡市、その周辺地域の人々にとって「まち」は、この大手通り周辺でした。
厚生会館前の噴水が、デートの待ち合わせ場所でした。ここに来れば、誰かに会うことができました。
休みの日、何をするでも無く、街へ出かければ、何か楽しかったものです。
確かに時代は変わり、車を中心とする道路交通の利便性は高まり、郊外型の大規模ショッピングセンターが立地し、人々の生活スタイルは多様化し、飲み屋さんも、郊外店舗がおおはやりの時代になっています。
今、なぜ、全国で中心市街地の活性化が問題となっているのでしょう! それは、決して、中心市街地に存在する商店街の経営難が問題になっているのではないと考えます。市民の暮らしにおいて、中心市街地は、まちなかは、重要な資産であり、市民にとっての財産であるからと考えます。
平成15 年に策定された長岡市の中心市街地構造改革会議の提言において、街中を「市民のハレの場」としています。
多くの市民が、長岡のハレの場はどこだろう?と考えた時、やはり「まちなか」をイメージするのではないでしょうか?城下町長岡、歴史、風土、文化を考えた時、このまちなかは、中心市街地としての意味があるものだと考えます。
人口減少を迎え、拡大し続ける都市が30 年、50 年後、どうなっていくのかを考えた時、全国でコンパクトシティという概念が尊重されるようになりました。
長岡もしかりと考えます。この街中は、地方都市が目指すコンパクトシティの核となる場所です。
長岡市が現在、整備を進めている都市再生整備計画は、全国的にも評価され、国土交通大臣賞をもらいました。
中心市街地における公共サービスの展開、再配置や市街地再開発事業の事業化等ハード面における整備方針や基本的な考え方が多いに評価されたものと考えます。
あとは、こうしたハード整備をいかにして活きたものにするかが市民に問われているのだと考えます。
本日発足いたします、中心市街地活性化協議会は、広い意味での「まちづくり」 を市民、経済界等の民間が主体となり、行政との協働により展開するための非常に有意義な組織となるものです。
ここに、お集まりの皆様方はもとより、中心市街地に関係する様々な関係者との連携を目指し、がんばって参りたいと考えますのでよろしくお願いいたします。
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